粉末が排出されない。ラットホール現象の簡単説明
流動性の悪い粉末の場合、粉末が排出口から排出されなくなることがあります。
その現象の1つに「ラットホール現象」があります。
シュートの真ん中だけ、穴が開く様子がよく分かります。
流れの悪い粉末の場合、シュートの内壁に粉末が付着してしまうことがあります。
また、粉末の圧力によってシュートの内壁に粉末が押し付けられます。
これらにより、排出口の真上(シュートの真ん中)だけ粉末が排出され、
穴が開いてしまう現象が起こるのです。
これがラットホール現象です。
さらに凝集性・付着性の強い粉末であると、シュート内壁に付着した粉末が崩れず、
粉末の排出が止まってしまうこともあります。
粉末が排出されるように、ブリッジブレーカーが必要になります。
ブリッジブレーカーには、振動させるもの、羽を回転させるものなどがあります。
実際にお客様の粉末でラットホール現象が発生するのか。
どの手法を使えば、解消できるのか。
と言うことは、実際の粉末を使用することが一番です。
計量テストは受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。