粉のふるいがけによる分級
一見同じ粒径の粉末に見えても、こんな粒径の違いがあります。
一見、サラサラに見える粉でも、ふるいにかけると造粒物が出てきます。
中には意外と大きな造粒物も含まれていることもあります。
見た目には分かりません。
さらに、細かい目開きのふるいを使用してみます。
同じような粒径の粉に見えても、
そのふるいを通る粉と通らない粉が出てきます。
つまり、粉には粒径の違いがあることが分かります。
(今回の場合は、2次凝集ですが。。。)
粉のふるいがけによって、粉が粒径の違いで分けられることを分級と言います。
粉のふるいがけには、粉を分級をするという役割があります。
事前に粉を分級することで、計量や供給が問題なくできるようになります。
もし計量中に大きな造粒物が出てきたら、
高精度計量はできなくなってしまいます。
粒径の違う粉が多く混ざり合っていたら、
流れが悪くなるかもしれません。
粉を分級することは、作業をスムーズに進めることの他に、供給機選定や計量精度にも
関わってきます。