コンパクトだからこそできた。粉の接する所を全て樹脂で作った供給機。
樹脂製の供給機ありませんか?
というニーズに応じた新しいタイプの供給機を製作しました。
樹脂製供給機。
粉末計量機の中では珍しく、なかなか聞かないものです。
供給機の製品構成を見てみると、
鉄やステンレス製のネジが多く使われています。
供給機の耐久性を考えるとこれが一般的です。
しかし、
金属成分がPPmオーダーでも粉末に混入すると、出来上がった製品に悪影響が出てくる
ので、接粉部は全て樹脂の供給機を作って欲しいというご相談を受けました。
たしかに、そのようなトラブルが発生するのであれば、
トラブルの要因は、出来る限り最初から取り除きたいものです。
そこで弊社の供給機を、粉末が接する部分全てを樹脂製に変えたものを制作しました。
内部のスクレッパーやホッパーを留めるネジ、排出口の部分など全てです。
接粉部ALL樹脂製の供給機です。
普通なら供給機の重さを樹脂製のネジでは支えきれません。
供給機が大きく重いので、ネジが折れたりします。
しかし弊社の供給機は軽量でコンパクトサイズ。
強いて重いものと言ったら、小さなモーター1つくらいです。
たったこれだけなので、供給機を支えるネジを樹脂製に変えても問題がありませんでした。
※念のため、軸径は太くしました。
https://www.alpha-kabu.com/application/files/8714/8947/4726/03-i.mp4
動画でも分かるように、その計量精度は高性能。
ステンレス製の部品を用いた供給機と全く変わりがありません。
流れの悪い粉末も高精度で計量できます。
ただ、シュート部にブリッジ現象を起こしてしまうので、上から粉末を落としてあげなくてはなりませんが・・・。
しかし供給機に入った粉末は、ブリッジ現象を起こすことはありません。
大供給と微量供給が1台の供給機で行え、その切替も自動。
なので高精度軽量が可能となっています。
粉末の性状や作業環境に合わせ、供給機の種類も、その供給機の製品種類(ステンレス製・樹脂製)も
お選びいただけます。