粉末が排出されない。ブリッジ現象の簡単説明
前回、粉末が排出されない現象の1つ、「ラットホール現象」を簡単説明しました。
流れの悪い粉末の場合、排出されない現象はもう1つあります。
「ブリッジ現象」です。
排出口で、粉末が堆積している様子がよく分かります。
流れの悪い粉末は、粉末の粒子同士がアーチの構造を作ります。
このアーチが排出口で作られることにより、排出口で粉末が堆積し、
粉末が排出されなくなるのです。
これが「ブリッジ現象」です。
この現象は、粉末性状や排出口径の大きさによって発生します。
「ラットホール現象」と同様、粉末が排出されるように、ブリッジブレーカーが必要になります。
ブリッジブレーカーには、振動させるもの、羽を回転させるものなどがあります。