速度・粉末性状の異なるものによる供給の違い
ミリフィーダーで供給テストを行いました。
供給速度(速い・遅い)と粉末性状(流れの良い・悪い)とをそれぞれ組み合わせてテストを行い、
その違いを見てみました。
流れの悪い粉末を、供給速度が遅い状態でテストしてみると・・・
脈動の発生がはっきりと分かりました。
コイルの回転により、粉末がバサッと落ちる時とパラパラッと落ちる時のあることが見て分かります。
1分間あたりの粉末供給の安定はありますが、1秒間あたりの安定は難しいです。
次に流れの良い粉末を、供給速度が遅い状態でテストしてみると・・・
脈動の発生はしています。
コイルの回転により、供給量にバラツキはありますが、流れの良い粉末のため、供給量のバラツキは
先程よりも減っています。
次に流れの良い粉末を、供給速度が速い状態でテストしてみると・・・
脈動は発生していますが、流れの良い粉末と供給速度が速いため、
供給量のバラツキは少なく抑えられます。
このようにミリフィーダーでは、供給速度・粉末性状の違いによって
粉末供給の度合いが変わってきます。
ミリフィーダーはシンプルな構造で対応粉体は多く、精度をあまり求めない計量や供給に適しているかと思います。