周波数の違いによる排出量の確認
振動フィーダーで供給テストをしました。
使用粉末は、珪砂です。
砂の中に、粒状の小さい石が混ざっているのが分かります。
振動フィーダーで供給することで、粒状の石も詰まることなく
排出することができます。
周波数を、45Hz・55Hz・65Hz・75Hzに変えて1分間供給テストしました。
周波数が一番遅い45Hzの供給中にも、砂埃の舞い上がりが多いのが
見て分かります。
周波数が速くなるに連れて、排出したと同時に砂埃が高く舞い上がり、
広い範囲に舞い落ちるのが分かります。
《テスト結果》
45Hz→0.45kg/m
55Hz→2.68kg/m
65Hz→4.65kg/m
75Hz→6.91kg/m
周波数が1.6倍になると、
排出量が15倍になることが分かりました。
※使用する粉末によって異なります。
テスト結果から、周波数を速くすると
排出量が多くなることが分かりました。
しかし、周波数と排出量が比例していないため、
安定した供給をするのは難しいことがわかります。
また、同じ周波数でも ホッパ内の容量によって排出量が変わってくるため、
一定の供給をするのは難しいでしょう。
供給中振動等により、砂埃の舞い上がりも多いので作業者の方の負担にもなります。
このことから、振動フィーダーは搬送目的に使用するのに
向いていると思われます。