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1分間の粉末散布量、把握していますか?
通常は大体の量になりがちな粉末散布。
そんな中、
粉末を散布したい!さらに、粉の排出量を確認しながら散布したいのですが・・・。
というお問合わせがありました。
どうやら大体の量で散布するだけではダメなようです。
そんなお問合わせに応えた粉末供給装置をご紹介します!
通常、散布の多くは、対象物にきれいに吹き付けたり、一面にまんべんなく散布することを目的としています。
粉末の排出量は特に気にしません。
使用する粉末は、散布しやすいようにサラサラたものを使用しています。
でも、一定量ずつ連続で粉末を散布したい場合や、排出量が決まっている場合、粉末の排出量が気になりませんか?
そんな「多くの場合」を考えて、
粉末排出量を確認しながら、その排出量も調整できる供給機を作りました。
また、流れにくい粉末にも対応するため、粉末の付着を抑えるために、振動機も使用しています。
多くの粉末に対応できるように製作した供給機です。
動画で粉末供給装置の様子が確認できます。また、次の動画では、排出量の増減にも対応できる様子が確認できます。
次の動画は、排出量を変えて散布しています。
2.5g/分(150pps)から30g/分(2000pps)の散布が見られます。
散布するホースの長さは標準2mです。
天びん上に供給機を乗せることで、粉末の排出量を確認することができます。
供給機は、超高精度粉末供給機「ゼロバランサー」を使用しています。
設定された量の粉末を、安定して排出することができます。ゼロバランサーならではの微量供給も可能。
粉にダメージを与えず供給できるゼロバランサー
微量から大量まで可能 ゼロバランサー供給テスト連続供給テスト 50時間続く、微量で安定した供給
粉末供給装置 4g/mの少量供給
振動機を付けることで、シュート部への粉末付着を抑制します。
今回は、流れやすい粉末であったので、僅かな振動でスムーズに一定量の粉末を供給することができました。
(振動機の電圧(振幅)は50V、周波数は64.3Hz)
振動機を使用すると、天びんが揺れるのでは?
その状態で正確な排出量が分かるのか?
との声が聞こえてきそうです。
しかし、天びんの下には防振ゲルが設置されているため、その振動は天びんには伝わりません。
天びん値に影響は出ないので、正確な排出量を確認することができます。
でも振動で供給機が揺れたら、安定した粉末供給はできないのでは?
そんな疑問もあるかと思います。
天びんの下に防振ゲル、そしてその上に設置された供給機架台の足にも防振ゲルを設置。
これにより、供給機に振動の影響はありません。安心です。
排出された粉末は、粉粒体搬送装置で搬送され(エアー搬送)、ホースの先より散布されます。
ホースの長さは標準2m。離れた場所でも作業ができますね。
例えば5g/分で30分間粉末を散布したい。
この場合、粉末を一定量ずつ排出し、散布しなくてはいけません。
粉末の排出量を計る必要があります。
この供給機であれば、天びん値を読み取ることができるので、とても便利です。
排出量を数字で見ながら散布できます。
また、粉末を毎回一定量だけ散布することができれば、粉末の無駄をなくすことができます。
そして、粉末散布量をデータとして記録できれば、作業工程で何かトラブルが合った場合でも、
その原因を突き止めるのに役立つのではないでしょうか?
粉末をまんべんなく散布し、その量も散布時間も調整することができる供給機。
色々なケースに対応し、活躍できる場面が多くあるかと思います。