ダストディパーチャー ロスイン搬送型
底面型供給機 250cc
振動フィーダー(Vトラフタイプ)
粉体の供給量を実重量で管理
高精度連続供給装置「ダストディパーチャー」は、電子天びんを使用して行う粉体供給を自動化したものです。
粉体の供給量を微調整することで、従来から市場にあったものに比べ高い精度での供給が可能です。
粉体搬送の流れ
振動フィーダーと供給機の組み合わせ
2つの装置を組み合わせることで、正確に測った粉体を搬送することができます。
使用例 ・型への直接充填
・エアー搬送吸引口への供給
装置選定理由
長時間の安定した供給ができる装置を探しています
- 業種:重工業
- 部門:研究所
製品の能力試験の工程があります。
粉末と空気を合わせてワークに吹きかけ、そのワークの能力をみるのですが、大気中の濃度を再現するためには 粉末を定量的に供給する必要があります。
社内の粉末供給機では、少量の連続供給をする装置がなかったため、インターネットで検索し、装置を探すことにしました。
<用途>
・装置の性能試験機への粉末供給
・供給粉種 :1種(混合粉)
・供給量:0.1g~10g/m
・供給時間 10時間から24時間くらいの連続供給
<ご要望>
- 混合粉末なので、粉末を分離しないようにしてほしい
- 微少量を安定的に供給して欲しい
- コンパクトな装置にしてほしい
- 試験結果を確認するため、供給量のモニタリングをしたい
- 秒間の安定度も欲しい
- エアー搬送しても、天びんに影響がないようにしてほしい
アルファからの提案
ダストディパーチャーの導入をおすすめします。
ダストディパーチャーはゼロバランサー(供給装置)と振動フィーダー(搬送装置)を組み合わせた装置です。
振動フィーダーがあることで、量りどった粉体を離れた位置に搬送することが可能です。
高精度自動粉末供給装置「ゼロバランサー」により、微少量・高精度な供給が可能です。
お客様のご要望に合わせた仕様で設計・製作いたします。
導入後の改善状況
装置導入後のお客様の状況
微少量で供給する装置のメーカーがそもそも少なく、その中でもダストディパーチャーの安定度が優れていました。
要望にもきちんと応えていただき、コンパクトで かつ重量もモニタリングできる機能を有していました。
目的通りの試験ができるようになり、大変満足しています。
装置構成
- 天びんベースの上に天びんを設置。
- 天びんの上に振動機を設置。
- 振動機には搬送用Vトラフが設置。
(振動フィーダー) - 最上部に供給機(ゼロバランサー)を設置。
ゼロバランサーと振動フィーダーを組み合わせた供給機です。
振動フィーダーがあることで、離れた位置に粉体を搬送することが可能です。
粉末がホッパーからトラフに落ちるときにできる付着がないので、安定した供給ができます。
機能紹介
ロスイン供給
「ロスイン供給」は、天びんの上に供給機を置き、そこからの排出量を減算式で管理します。
最小目量10mgの天びんにて供給量を管理します。
毎秒、数mgの供給量の制御が可能です。
管理ができる
供給速度に対し実際に排出された粉末の量を補正しながら供給します。
高い追従性を持ち合わせているので、供給量の変化に素早く対応。常に目標値に近づけます。
排出された量を正確に把握できるので、高精度の供給が可能です。
脈動のない安定供給
垂直型の供給方式で、傾き・回転による粉末の供給ムラ(脈動)がありません。
脈動が非常に少ないため、秒間の供給も安定。
少量の粉末を定量的に出すことに向いています。
振動フィーダーによる横搬送
振動フィーダーは、斜め方向に振動を与えて粉末などを横搬送させます。
これにより、離れた位置に粉体を搬送することが可能です。
エアーを使わずに、計量先から投入先へ安定した供給ができます。
振動フィーダーのみの供給の場合
・微量を供給しようとすると、粉体を搬送できない
・粉体の供給量の調整が難しい
という問題がありました。
供給はダストディパーチャーに、搬送は振動フィーダーにそれぞれ得意分野を組み合わせることで、ロスイン微量供給と搬送を一体化することができました。
供給量設定
供給したい量だけ、安定した供給ができます。
10g/minで300gを供給したら停止する、ということも可能です。
難しい計量も簡単設定
基本設定は、どのくらいの速度で 何g供給するかだけ。
あとは容器を置いて、タッチパネルのスタートボタンを押せば、自動で供給。
開始パルスは自動調整機能付きです。
設置場所に適応
モーターに力が要らないため、供給機は小型で軽量です。
目量の細かい高精度な天びんにも設置することができます。
供給機・制御盤・タッチパネルは、一体型ではありません。
ケーブルでつながっていますが、用途に合わせて自由に配置できます。
供給機サイズ
天びん1台分の大きさ
連続供給計量の流れ
①制御盤・振動機・天びんの電源を入れる
- 制御盤…左上の「スイッチ」を押して、電源を入れます。
- 振動機コントローラー…右下のスイッチをONにします。
- 天びん…電源を入れます。
制御盤
振動機
コントローラー
天びん
②天びんに供給機を乗せる
供給機を天びんの上に乗せて、計量準備の完了です。
③投入シュートに粉体を投入
投入シュートに供給する粉体を投入します。
④タッチパネル操作
タッチパネルで必要項目を入力します。
入力後、スタートボタンを押せば自動供給計量が開始されます。
⑤供給・搬送
ホッパーから排出された粉末が、トラフで搬送されます。
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