ダストディパーチャー ロスイン搬送型
底面型供給機 250cc
振動フィーダー(角トラフタイプ)
粉体の供給量を実重量で管理
高精度連続供給装置「ダストディパーチャー」は、電子天びんを使用して行う粉体供給を自動化したものです。
粉体の供給量を微調整することで、従来から市場にあったものに比べ高い精度での供給が可能です。
粉体搬送の流れ
振動フィーダーと供給機の組み合わせ
2つの装置を組み合わせることで、正確に測った粉体を搬送することができます。
使用例:幅のある容器への均等充填
※振動フィーダーの先でワークを動かしています
装置構成
- 天びんベースの上に天びんを設置。
- 天びんの上に振動機を設置。
- 振動機には搬送用角トラフを設置。
(振動フィーダー) - 最上部に供給機(ゼロバランサー)を設置。
ゼロバランサーと振動フィーダーを組み合わせた供給機です。
振動フィーダーがあることで、離れた位置に粉体を搬送することが可能です。
粉末がホッパーからトラフに落ちるときにできる付着がないので、安定した供給ができます。
機能紹介
ロスイン供給
「ロスイン供給」は、天びんの上に供給機を置き、そこからの排出量を減算式で管理します。
最小目量10mgの天びんにて供給量を管理します。
毎秒、数mgの供給量の制御が可能です。
管理ができる
供給速度に対し実際に排出された粉末の量を補正しながら供給します。
高い追従性を持ち合わせているので、供給量の変化に素早く対応。常に目標値に近づけます。
排出された量を正確に把握できるので、高精度の供給が可能です。
脈動のない安定供給
垂直型の供給方式で、傾き・回転による粉末の供給ムラ(脈動)がありません。
脈動が非常に少ないため、秒間の供給も安定。
少量の粉末を定量的に出すことに向いています。
振動フィーダーによる横搬送
振動フィーダーは、斜め方向に振動を与えて粉末などを横搬送させます。
これにより、離れた位置に粉体を搬送することが可能です。
エアーを使わずに、計量先から投入先へ安定した供給ができます。
振動フィーダーのみの供給の場合
・微量を供給しようとすると、粉体を搬送できない
・粉体の供給量の調整が難しい
という問題がありました。
供給はダストディパーチャーに、搬送は振動フィーダーにそれぞれ得意分野を組み合わせることで、ロスイン微量供給と搬送を一体化することができました。
供給量設定
供給したい量だけ、安定した供給ができます。
10g/minで300gを供給したら停止する、ということも可能です。
難しい計量も簡単設定
基本設定は、どのくらいの速度で 何g供給するかだけ。
あとは容器を置いて、タッチパネルのスタートボタンを押せば、自動で供給。
開始パルスは自動調整機能付きです。
設置場所に適応
モーターに力が要らないため、供給機は小型で軽量です。
目量の細かい高精度な天びんにも設置することができます。
供給機・制御盤・タッチパネルは、一体型ではありません。
ケーブルでつながっていますが、用途に合わせて自由に配置できます。
供給機サイズ
天びん1台分の大きさ
連続供給計量の流れ
①制御盤・振動機・天びんの電源を入れる
- 制御盤…左上の「スイッチ」を押して、電源を入れます。
- 振動機コントローラー…右下のスイッチをONにします。
- 天びん…電源を入れます。
制御盤
振動機
コントローラー
天びん
②天びんに供給機を乗せる
供給機を天びんの上に乗せて、計量準備の完了です。
③粉体の投入
装置上部の投入シュートより粉体を投入します
④タッチパネル操作
タッチパネルで必要項目を入力します。
入力後、スタートボタンを押せば自動供給計量が開始されます。
⑤供給・搬送
ホッパーから排出された粉末が、トラフで搬送されます。