RFIDシステムを利用することで、
計量結果や粉情報の管理をミスなく簡単にできるようになります。
また、「RFID Readerソフト」を使用して、RFタグシールを読み取れば、
Excelファイルに計量結果を自動で出力することができます。
導入背景
計量結果のデータ管理も自動化したいです
我社では粉末製品を多種製造しています。
製品毎にサンプリングテストを行っていますが、どの製品も白い粉でパッと見では製品の区別ができません。
また、製品毎にテスト項目が何種類もある上に計量重量・精度幅が微妙に違います。
使用している容器がすべて同じなので、どの容器がどのテスト用の粉なのか分からなくなります。
それを防ぐために製品名やテスト内容、計量結果をメモ書きし容器に貼るようにしています。
ただ、以下のような問題が発生しています。
- メモを書くのが手間
- 貼ったメモが剥がれてしまう
- メモに書く際、書き間違いをする
(例 1.021g→1.012g) - メモの見間違いで、容器の取り違いがおきる
またメモした内容をテスト管理用のExcelファイルに入力する必要があるため、さらに手間とミスが起こりやすい状況になっています。
計量を自動化するだけでなく、計量結果のデータ管理も自動化したいです。
アルファからの提案
提案① RFIDの利用
RFIDの利用を提案します。
RFIDとは電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステム全般のことをいいます。
計量用の容器にあらかじめRFタグシールを貼っておきます。
パウロで自動計量した際に、容器に貼ったRFタグシールに以下のような情報を書き込みます。
そのため、計量結果や粉の情報をメモ書きする必要がなくなります。
- 計量日時
- 計量値
- 製品名
- Lot No.
- テスト項目 など
提案② RFID Readerソフトの導入
また、あわせてRFID Readerユニット&ソフトを導入することも提案します。
RFID Readerソフト経由でRFタグシールを読み取れば、テスト管理用のExcelファイルに計量結果を自動で出力することができます。
特長
書き換えが容易
バーコードやQRコードも情報を書き込むことができますが、情報量が少なく、内容を書き換えるたびに印刷する必要があります。
RFIDのタグシールを容器に貼っておけば、計量時に簡単に計量情報を書き込むことができます。
また、RFIDタグシールは再利用可能であるため、容器の中身が変わってもそれに合わせて簡単に情報を書き換えることができます。
オリジナルExcelフォーマットでも出力可能
RFID ReaderソフトにおいてあらかじめRFタグシールの各情報とExcelの出力列の対応づけしておくことで
Excelの好きな位置に計量情報を出力することができます。
ソフト専用のExcelフォーマットではなく、お客様で既にご使用されているオリジナルのExcelフォーマットでも出力可能です。
もちろんExcelのフォーマットが変わっても、ソフトの対応づけを変更するだけで簡単に対応可能です。
操作概要
Step1 準備
使用するパソコンにRFID ReaderユニットをUSB接続し、RFID Readerソフトを起動します。
Step2 ブロック設定
RFタグシール内のブロック構成と出力するExcel列との対応づけを行います。
各ブロックのデータフォーマットやサイズも合わせて指定します。
Step3 RFタグ読取り
①最初に出力したいExcelファイルと出力開始行を指定しておきます。
②ポーリング開始ボタンを押して、ポーリング状態にします。
③RFID Readerユニットの容器台に容器をのせます。
RFタグシールの計量情報を読み取ると、指定したExcelファイルが開き、計量情報がExcelファイルに出力されます。
ユニット上の容器を入れ替えることで、RFタグシールの計量情報を順次読取り出力されます。
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