「パウロ配合型管理ソフト」を使用することで
Excelで作成された既存の配合表から
パウロ用オーダーを作成することができます。
導入背景
供給機を複数台設置し、複数の粉末を順次計量する装置をパウロ配合型(パウロブレンド)と呼びます。
パウロ配合型には以下の2種類があります。
- ピックアップ型・・・供給機を入替えて計量していく仕様
- パウダーサーバー・・・天びんが移動し順次計量していく仕様
どちらのタイプも配合のレシピは基本タッチパネルから登録します。
配合パターンが多い場合はレシピをCSVファイルで作成し、USBメモリ経由で一括登録することも可能です。
配合パターンが多いと、レシピ登録が手間
我社は研究開発を行っており、様々な粉体を微量配合し、日々テストを行っています。
現在は研究員が手作業で毎回計量配合しているため、パウロ導入を検討しています。
ただ、粉の種類も10種類以上と多く、組み合わせも複雑なため配合パターンも多いです。
全パターンをタッチパネルから登録するのも手間ですし、CSVファイルを作成するのも量が多くミスが発生しそうで怖いです。
Excelで配合表を作成し管理しているので、それをそのまま使用できれば楽なのですが・・・
アルファからの提案
Excelの配合表から、パウロオーダー用のCSVファイルを作成するソフト
「パウロ配合型管理ソフト」の導入を提案します。
ソフトから出力されたCSVファイルをUSBに保存し、パウロに取り込むことで
パウロに配合パターンを登録することができます。
USBが使用できない環境でも、LANに接続していればFTPを利用して
パウロにファイル転送し登録することも可能です。
既存の配合表をそのまま使用することができるので、無駄な作業が発生しません。
※貴社専用フォーマットに対応する場合は、別途費用が発生いたします。
使用効果
パウロと一緒に「パウロ配合型管理ソフト」も導入しました。
我社では実験計画法の直交表を使用して配合表を作成しているのですが、
配合表をそのまま利用できるのはありがたいです。
12種類の粉を配合する18パターンの配合表で使用しましたが、
出力したCSVファイルを確認したところ、200行を超えていました。
粉によって精度も違うので、これを手作業で作成したら30分以上はかかるし、
ミスなしで作成するのは難しいと思います。
ソフトも合わせて導入してよかったです。
特長
配合表のフォーマット変更不要
配合管理ソフトで配合表の読込ルールを設定します。
そのため、現在お客様でご使用されている配合表フォーマットをパウロ用に変更する必要がなく、
そのまま使用することができます。
※貴社専用フォーマットに対応する場合は、別途費用が発生いたします。
割合指定も可能(予定)
通常配合表ではパターンごとに各粉の重量を指定しますが
重量でなく割合(%)で指定することも可能です。
パウロでパターンNo.と合計重量を指定することで配合ができます。
操作概要
Step1 粉体登録
配合で使用する粉体をすべて登録します。
粉体ごとに下記情報を登録します。
- 名前(日本語可)
- サブネーム(日本語不可)
- 精度(精度は基本%指定)
粉体登録完了後、粉体リストをcsvファイルで出力します。
出力した粉体リストをパウロに読み込ませます。
Step2 配合表読込ルール設定
配合表を読み込む際に必要となるルールを設定します。
- 配合表の左上位置を特定するための検索キーワード
- 最大粉体数
- 最大パターン数
※最大粉体数と最大パターン数は想定される最大数を登録しておきます。
Step3 配合表読込
①配合表のファイル名、Sheet名を指定し「読込開始」ボタンを押します。
②指定した配合表が読み込まれ、画面上に表示されます。
もし配合表に問題がある場合は、該当箇所を赤色で表記し、理由をメッセージダイアログで表示するため
修正も容易にできます。
Step4 パウロ用オーダー出力
配合表を問題なく読み込むことができたら、
①パウロ用オーダーの出力先を指定し、「パウロ用オーダー出力」ボタンを押します。
②指定した出力先にcsvファイルが出力されます。
③出力したcsvファイルをパウロに読み込ませ、レシピ選択で配合パターンを指定します。
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