Z8951
計量にかける時間を研究に集中したい
装置導入の背景
お客様の状況とご希望
多種多様な粉の配合作業を自動化したい
研究に使う粉末のストックを用意するため、毎日 多種多様の粉を計量する作業がある。
扱う粉も様々で 有害なものもあるため、手袋・マスク・ゴーグルの着用 が必要。
さらにグローブボックスやドラフトチャンバー内で、粉を入れ替え、計量値を確認しながらの計量作業 は
かなりの手間と時間がかかる。
研究作業に集中したいが、研究員以外は立ち入ることができないため、計量作業も研究員がせざるをえない。
計量を自動化して、研究員の負担軽減と研究時間を確保したい。
アルファからの提案
アルファ製品「ゼロバランサー底面型」(高精度自動粉体計量装置)の導入をおすすめします。
底面型は対応品種が一番多い機種になります。
作業空間がグローブボックスやドラフトチャンバー内ということなので、組込天びんを使用し装置全体をコンパクトにします。
ドラフトチャンバー内での作業ですと、舞い上がる粉塵の吸引による風が影響し、計量精度を出すことが難しいので
風防を取付けて対処します。
また、Excelとの連動機能(※Excel計量オーダーソフト)により、パソコン上のExcelファイルからゼロバランサーに計量指示を出すことができます。(※Excel計量オーダーソフトはこちらを参照ください)
プログラムはオートチューニングを使用し、計量条件が変わっても計量できる仕様にします。
導入後の改善状況
装置導入後のお客様の状況
今まで1種類の粉につき100個 100分程度かかっていた計量作業が、50分ほどで完了するようになった。
あらかじめ 使う粉ごとに供給機に用意しておけば、計量する粉を変更する場合、供給機自体の入れ替え作業だけでよい のは便利。
Excelを使って計量指示を出せる(※)ことで毎回変わる計量値・精度に素早く対応でき、非常に効率良く作業が進む。
(※Excel計量オーダーソフトの詳細はこちらを参照ください)
研究に使う粉の計量のため、毎回安定して精度が出せるのも 導入して良かった点の一つだ。
さらに、装置のサイズがA4用紙より少し大きめ程度と、かなりコンパクトなため、ドラフトチャンバー内に設置できた。
装置構成
1.供給機
(ゼロバランサー底面型250cc+嵩上げホッパー0.8L)
2.天びん
(メトラー・トレド 目量0.01g 最大秤量値6200g)
3.制御盤
4.タッチパネル
製品仕様
計量範囲 | 0.1~50g |
計量精度 | ±0.05g |
最小目盛 | 0.01g |
電源 | AC100v(50/60hz)1.62A 160W |
計量部材質 | 主材質 POM・その他 SUS304・PTFE・アクリル |
ホッパー容量 | 250cc+かさ上げ 0.8L |
被計量物 | 粉末 |
装置サイズ
供給の流れ
①粉末の投入
粉末投入の際は投入シュートを使用します。
供給機上部より粉末を投入します。
②容器設置
天びんの上に受け容器を設置します。
設置後、天びんのゼロリセットを押す必要はありません。
③タッチパネル操作
タッチパネルで必要項目を入力します。
入力後、スタートボタンを押せば自動供給計量が開始されます。
④供給
増設ホッパー内の粉体が排出口より供給されます。
供給開始直後は大量に供給しますが、設定値に近づくと微小量供給になります
⑤計量完了
計量が完了すると、装置は自動で停止します。
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