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粉末プラズマ処理
粉末プラズマ処理 概要
粉体をプラズマ処理します。
- 最終製品にプラズマ処理をして表面を改質する方法はよく用いられます。
- 粉体自体にプラズマ処理をして、粉体自体を改質する目的の装置です。
- プラズマ処理により粉体表面の濡れ性が格段に向上します。
粉末プラズマ処理 沿革
平成21年度 愛知ナノテクものづくりクラスター成果活用促進事業
ラジカルモニター自動制御大気圧プラズマ発生装置を用いた粉体表面処理装置と技術開発
平成20年度愛知ナノテクものづくりクラスター成果活用促進事業 press release.pdf
粉末プラズマ処理 評価方法
堀式粉体濡れ性評価法
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評価方法の利点
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粉体材料親水化処理評価実績
- 粒子径:平均100μm
- 71.0°→29.0°
処理前 |
処理後 |
- 粒子径:平均100μm
- 45.4°→7.9°
処理前 |
処理後 |
- 粒子径:平均40μm
- 104.0°→44.9°
処理前 |
処理後 |
- 粒子径:平均300μm
- 60.5°→19.0°
処理前 |
処理後 |
プラズマ処理用途
粉体表面のプラズマ親水化処理で濡れ性を向上
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大気圧低温プラズマ処理粉体を用いた用途
1.シリカゲル ① 濡れ性の向上でシリカゲルの吸着性能が上がり、シリカゲルの使用量を減らせることができます。 |
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2.粘着テープ ①粘着テープの粘着剤エラストマーは多数の原材料から構成され、高粘度で有るため製造工程では粉体を少量ずつ投入し時間を掛けて溶解しているので、この時間を短縮できます。 |
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3.塗料・インキ ①インクジェットインクの顔料微粒子の分散時の、固液界面における濡れ性向上による、顔料微粒子の均一分散化が図れます。 |
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4.導電性塗料 ①基板等に使用される導電性塗料は、固形分として導電性微粒子を含有しています。 |
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5.燃料電池 ①燃料電池は、固体高分子電解質膜を二つの電極で挟んだ構造の単セルから出来ています。 |
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6.リチウムイオン二次電池 ①リチウムイオン二次電池は、負極に炭素、正極にコバルト酸リチウムなどのリチウム遷移金属酸化物、電解質は炭酸エチレン有機溶媒から出来ています。 |
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よくある質問
Q.プラズマ処理の確認テストは、どのように行うのですか?
A.現在テストは行っておりません。
初めに、ガラス板の上に両面テープを貼り、そこへ粉末を添布し、余分な粉末を除き、テープ上に1粒子の層がある状態にします。これを処理装置へ導入し、粉の上面をプラズマ処理します。
次に、プラズマ処理した粉末と、していない粉末を使用し、シリコーン樹脂との接触角を比較します。
プラズマ処理の条件、接触角のデータを記録します。
Q.確認テストは、有償ですか?
A.現在テストは行っておりません。
テスト内容は、液滴による接触角の変化を確認します。
簡易テストで効果が見られた場合のみ、有償テストを行います。
内容としては、プラズマ処理試験機処理時間の5~10倍程度の処理時間をかけてテストを行います。
その都度、接触角測定を行い記録します。粉体は、処理後宅配便にて御返却いたします。
お役様にてご評価をしていただきます。
Q.有償テストは、すぐにしてもらえますか?
A.現在テストは行っておりません。
有償テストで、満足いただけない結果とならないように、
プラズマ処理装置を所有しているお客様に対しては、お客様にて事前にテストをしていただきます。
弊社も同様の条件でテストを行い、お客様のテスト結果と見比べて判断していただきます。
プラズマ処理装置を所有していないお客様は、弊社にてテストを行います。
Q.有償テストの費用はどのくらいですか?
A.現在テストは行っておりません。
テストを1日した場合の金額は、12万円になります。
この中には、アルゴンガス等機器損が含まれています。
Q.粉全体を処理できる装置はありますか?
A.現在使用できる装置はございません。
以前はプラズマミルがございました。
Q.プラズマミルの処理量はどのくらいですか?
A.処理量は20~50cc/バッチです。
Q.プラズマ処理した粉体は、どれくらいの時間、その状態を保てますか?
A.処理効果は、数日単位で保持できます。
Q.違う粒子の粉末や、樹脂などを同じ装置で処理できますか?
A.同一装置で処理が可能です。
しかし、対象とされる粒子ごとに、プラズマ重合に最適な添加物、添加方法があります。
ガス(アルゴン、ヘリウム、酸素、窒素、水素等)も含め添加物と、添加方法を模索する必要があります。
高度な処理が必要な場合は、それ用の付帯機器、装置を追加する必要があります。
Q.粉末の溶媒が変わるごとに、装置の改造が必要ですか?
A.基本的に、固体面で行われているプラズマ処理効果は、粉体でも同様に行えますので改造は必要ありません。