粉体機器設計・製造・提案

流動性

粉体講座
粉体の流動性を解説する四コマ漫画

流動性とは

粉体は、外から力が作用した時にある一定の力までは静止していて、力の限界を超えると急に流れ出すという特徴を持っています。
これを粉体の流動性といいます。

流動性が高い粉体は砂時計のような顆粒状のものが多く、粉体を高い位置から落とした時に円錐状になりにくく、
底辺の広がりもあまりありません。

このような粉体の山の斜面と水平面のなす角度を安息角といい、粉体の流動性を評価するために必要な粉体の性状となります。

円錐状の底辺が広がり、
安息角の小さい粉末
流動性が高い

シリカ粉末画像

安息角 20度
シリカ

円錐状の底辺が広がり、
安息角が大きい粉末
流動性が低い

関東ローム(赤土)粉末画像

安息角 60度
関東ローム(赤土)

また、かさ比重も粉体の流動性を評価するために必要な粉体の性状です。
緩めかさ比重ときつめかさ比重の比から圧縮度を求め、流動性を判断します。
圧縮度が小さいと流動性は高く、逆に大きいと流動性が低いと判断します。

このように、流動性を見るためには、色々な角度から測定し、総合的に判断しなければなりません。

流動性の調べ方

  1. 粉体を容器に入れる
  2. 容器を傾け回し、粉体の動きを見る

 

流動性の良い粉だと、サラサラと動きます。

流動性の悪い粉だと、ボサボサと動きます。

流動性の比較

流動性の高い粉は、円錐の底辺が広がり、サラサラの顆粒状のものが多いです。

粉体比較画像
粉体比較画像
粉体比較画像

流動性と装置に使用する部品

流動性は、投入シュートや排出シュート等の、粉末の自重を利用する部品を選定する際に使用します。

投入シュート
  • 粉末がスムーズに流れるように投入シュートの角度を選定する際に使用します。
排出シュート
  • 粉末をスムーズに排出できるように、角度を調整する際に使用します。
振動フィーダー
  • 粉末をスムーズに搬送する際の角度調整に使用します。

流動性に起因した装置の不具合

投入時
  • 流動性が低い場合
    ホッパーに思ったほど粉が入らない。
  • 流動性が高い場合
    供給機排出口から粉が勝手に流れだしてしまう。(フラッシング性とも関連)
排出時
  • 流動性が低い場合
    振動フィーダーなどの横搬送時、粉が流れにくい。
  • 流動性が高い場合
    供給機排出口から粉が止まらない。

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