計量困難な問題を抱えているお客様も多くみえます。
とてもコンパクトな供給機、供給機部品を全て金属または樹脂、精度がとても
細かい、計量条件が厳しい、少し変わった粉末性状を持っている・・・など、その問題は様々です。
弊社は、オーダーメイドの供給機に対応しています。
お客様の要求条件に合ったものを、一つ一つ作り上げています。特注供給機です。
そのため、計量困難な計量でも、計量の自動化が可能となるのです。
まずはご依頼いただいた粉末を、テスト機で計量・供給テストします。
テスト機は、お客様のご要望された計量が、どこまできるのか、複数ある要望条件に添えるかどうかを確認するためのものです。
このような事例をご紹介します。
・繊維質の粉末を供給したい。
・粉末は一度に5kgほどホッパー(容器)に投入したい。
・5分以内で5kg全量排出したい。
これらのご要望より、弊社のミリフィーダー供給機で供給可能だ!と考えました。
弊社のミリフィーダーテスト機でテストを試みました。
すると・・・
テスト機では粉末5kgがなかなか入りません。
供給開始すると、粉末が溢れ出てしまします。
コイルの外径も小さいため、粉末がスムーズに排出されませんでした。
3kg排出されるのに5分かかってしまい、目標の計量時間を越えてしましました。
テスト機では、お客様の要求条件を満たすことができませんでした。
しかしこのテスト機の様子から、
粉末をホッパー内に収め、5分以内に粉末を排出させる予想を立てることができます。
要求条件を満たせる確信を持つことができます。
そこで、実機のご提案を致しました。
実機であれば、お客様の要求条件でも供給可能だと判断できたからです。
お客様専用のミリフィーダー。特注供給機です。
テスト機で良い結果が出ていないのに、実機なんて・・・とお思いかもしれません。
弊社では、テスト機の様子と過去の事例から、明らかにできると判断した時に、
お客様に実機でのテストをご提案をしています。
お客様は、テスト結果と弊社の提案内容から実機の製作を承諾されました。
実機では、容量もテスト機の約2倍、5kgの粉末がすっかり入ります。
供給開始しても、粉末が溢れ出ることはありません。
また、コイルの外径も大き目に変更。
繊維質の粉末は、コイルに絡むことなく、スムーズに供給されます。
実機でのテスト結果です。
4分以内で5kgの粉末が全量排出されました!
コイルの回転数の変更により、供給時間を短縮することも可能です。
このように、テスト機では細かい条件設定での計量、供給ができない場合もあります。
しかし、供給できない場合でも、今までの事例や供給機の様子から、
供給可能だと判断できることが数多くあります。
そう判断した時のみ、お客様に実機のご提案をしています。
判断の内容は、供給機の大きさであったり、内部パーツの変更、材質の変更など、様々です。
そのお客様に合わせた判断です。
要求条件に合わせ、実機をオーダーメイドしていきます。
そして実機でのテストを行います。
そこでは必ずお客様のご満足行く結果が待っています。
もちろん、テスト機の様子を見て、実機でも難しいと判断することもあります。
その際は、お客様に計量できない結果と事実をお伝えしています。
申し訳ありません。
テスト機で良い結果が出なかったとしても、実機では供給可能です。
自動化が困難である粉末は、一般的な供給機では対応できないことが多いです。
ですから今まで手計量となっていたはずです。
弊社では、一般的な供給機では対応できない細かい要求条件を、一つ一つクリアし、
供給機をオーダーメイドしていきます。
お客様の納得される特注供給機をご提供いたします。