ダストディパーチャー
ダストディパーチャーの特長
- 粉に圧力を加えないため、脈動のない安定した供給が可能です。
脈動のない安定した供給により、偏析をなくし、品質向上ができます。 - タッチパネル採用により、簡単操作が可能。
簡単操作で誰でもストレスなく使用できます。 - 特許技術により、高精度の連続定量供給が自動化でき、コスト削減ができます。
新たな開発につなげる事も可能です。 - 高精度供給:粉体の供給量を実重量で管理することにより、高い精度で供給できます。
- 連続供給:独自の供給構造により、長時間の連続供給ができます。
- 散布:ガスを注入することにより、粉体をエアロゾル化させて散布できます。
- 粉供給量は様々な幅に対応
10mg/min ~ 1g/min 10g/min 100g/min 等
- <ロスインタイプ>タッチパネル
粉体供給量を天びんで監視し、正確な粉供給ができます。
付着性がある・圧縮性があるなど、粉体特性が変わりやすい粉に最適です。 - <マニュアルタイプ>手動変更
各種設定は検量線を基に使用者が任意に設定できます。
用途
- 粉塵環境試験装置の粉塵供給源
- 性能試験装置用粉塵供給源
- 冷蔵庫、掃除機など粉塵雰囲気中で作動する機械・機器の耐塵試験の粉塵供給
- マスク・エアーフィルター・バグフィルターなどのフィルター性能試験の粉塵供給
- 密閉機器への防塵試験
- エアークリーナー、表面処理後の耐久・耐摩耗試験のための自然環境作りに必要な粉塵供給
ダストディパーチャーの強み
分散散布 |
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供給は、粉体の特性である |
脈動のない供給 |
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脈動が非常に少ないため、秒間の供給量も安定しています。 少量の粉末を、定量的に出すことに向いています。 |
安定した供給 |
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天びん値で供給量が確認できるので、流れの悪い粉でも安定した供給ができます。 温湿度による粉末の流動性の変化に影響されません。 |
小型 |
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供給機は、小型で軽量です。 小さなモーター1つだけで、装置を動かします。 |
供給量を把握 |
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天びんを使用して、実際に供給量を把握します。 供給速度に対し、実際に出た粉末の量を補正しながら精度よく供給します。試験前の供給量の確認は不要です。 |
高い追従性 |
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細かい目量で供給量を把握するので、供給量に変化があると、素早く反応します。 常に目標値に近づけます。 |
詳しくは、ダストディパーチャー>特長
こんなご希望をお持ちのお客様に最適な製品です
微少量の試験方法の確立 |
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微少量の供給が行えない。 |
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微少量の供給ができるようになり、新しい試験方法が確立できます。 |
製品の仕損品軽減 |
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製品にムラができる。 |
→ |
ムラがなくなり仕損品がなくなります。
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環境の改善 |
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清掃性が悪い。 |
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分解が簡単で洗浄しやすくなります。 |
供給の自動化 |
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手作業での計量。 |
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計量の自動化で他の作業が出来るようになります。 |
ダストディパーチャーの構成
◆標準装備品
- 供給機(アルファフィーダー)
- 制御盤
- 架台
- 天びん
- タッチパネル
◆オプション部品の一例
増設ホッパー
ダストディパーチャーの供給機仕様
ロスイン供給タイプ | ||||
型式 |
DS25KH08-LW-T2 | DS25KH08-LW-BK | DS25KH08-LW-CB | DS25KH08-LW-CA |
搬送方法 | 垂直落下 | 振動フィーダー | コンベア | 圧縮エアー |
画像 | ![]() |
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粉塵供給量 |
1g~100g/min |
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粉体計量方式 | 天びん2台使用 右記参照 |
電子天秤信号直読 上皿方式 |
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ホッパー容量 | 底面型標準250cc | |||
かさ上げホッパー | 0.8L | |||
接粉部材質 | ホッパー材料:POM・SUS | |||
定格 | 2.7A24V65W | |||
ユニット寸法 | W300×D320×H600㎜ | |||
制御盤 | カラータッチパネル操作 |
※その他の仕様も製作できます。
ダストディパーチャー標準仕様の一例

項 | 名称 | 型式 | 説明 |
---|---|---|---|
ダストディパーチャー 標準セット |
ZS250 | 底面型 | |
内訳 | |||
1 | 供給機 | ZS250 | ゼロバランサー底面型 250cc |
2 | かさ上げホッパー | KH08 | 0.8L |
3 | 架台 | AVK | 防振架台 |
4 | 振動機 | MF-15F | MF-15F振動機 |
5 | 制御盤・振動機盤 | CP20・C10-1VCF | C10-1VCF振動機盤 |
6 | タッチパネル | TP35 | タッチパネル3.5型 |
7 | 秤量部 | TZ-EN-6202I | ザリトリウスENTRISⅡBCE6202I-1SJP 6200g/10mg |
8 | 搬送機 |
KT350 |
角トラフ |
9 | 調整費 | 重曹 | |
10 | 諸経費 | 標準機仕様 | |
11 | 納入費 | 送料 |
ダストディパーチャーのオプション機能
供給量グラフ化機能
目標供給量に対して実供給量が正しく供給できていると、目標値である緑線と実測値である青線が重なります。
補足として供給速度がグラフに表示されます。
赤線 :上上限
・測定間重量グラフ
測定間判断グラフ |
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測定間重量グラフ |
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・積算重量グラフ
積算判断グラフ (線が全て表示されるグラフ) |
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積算重量グラフ (目標重量と積算重量のみ表示されるグラフ) |
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ダストディパーチャーの使用事例
使用事例は、事例サイトに移行いたしました。
事例集
供給の様子
その他の動画は、 |
※音有りの動画です |
テストレポートの一例
テストレポート例は、WEB工場見学サイトに移行いたしました。
供給のよくある質問
検量線仕様とロスイン仕様の違いはなんですか?
ロスイン仕様は天びんを使用して、実際に供給する量を監視します。
10g/minで3000g供給したら停止する事も可能です。
検量線仕様は機械能力に依存します。
流動性の悪い粉末は安定させにくいため、ロスイン仕様をおすすめします。
※粉末自体の流動性が温湿度によって変化するため。
※粉末自体のかさが圧縮された力によって変化するため。
脈動が多く発生する無機粉体を脈動なく排出することはできますか?
対応可能です。
排出が困難な酸化チタン等を排出することはできますか?
対応可能です。
窒素パージしながら粉を添加する装置はありますか?
粉の性状が変わりやすい粉ですと、検量線(天びんを使用しない供給)では、安定しない可能性が高いです。
天びんを使用した、ロスイン供給をお勧めします。
ロスイン供給では、供給量をモニターできるため、目標精度に入る可能性が高いです。
以前、検量線で±10%の精度で供給した事があります。
対応不可な粒子径はありますか?
粉であれば対応可能です。幅広く対応しています。
加圧下にフィードは可能ですか?
標準機では対応できません。※テスト機は耐圧仕様ではありません。
加圧下での条件の仕様は、お客様のご要望にあわせてホッパー・ケーシングを設計・製作しています。
対応供給量は、HPに記載されている以外の供給量でも対応可能ですか?
供給量及び、貯槽量によってシリーズがあります。10g/min等も可能ですし、100g/minも可能です。
供給量に合わせて、貯槽量も必要となるため、650ccタイプにサービスホッパー2Lをつけたものがあります。
4L以上の貯槽量が必要な場合は、ミリゼロ供給機をおすすめします。
250ccの標準機は、ロスインではなく検量線仕様になりますか?
250cc供給機の場合でも、ロスイン供給は可能です。その際は、供給機250ccロスイン供給仕様となります。
耐圧防爆の設計は可能ですか?
可能です。
弊社の供給機では、供給機部分で1つ、サービスホッパー部分で1つ、計2つのモーターを使用します。
耐圧防爆のモーターにしますと、大きさも大きくなりますが、金額も高額になります。
また、制御盤は非防爆エリアにてお願いします。
0.1~0.4g/minの設定値はどのくらいですか?
40ppsで0.1g/min200ppsで0.4g/minとなります。
※パルスは弊社での供給機での設定値であり、供給機個々の寸法誤差等により、変動します。
0.1g/minで100ppsであとは比例関係になりますか?
パルスと供給量について完全な比例ではありませんが、おおむね比例します。
一般的な傾向としては、回転数の増加量に対し供給量の増加量は逓減していきます。
(1) 弊社のステッピングモーターは、1パルスで0.072°回転します。
(2) 例:1秒間に60パルス出力すると、60pps×0.072°×60秒÷360°=0.72回転/分となります。