テスト手順
❶サンプルの送付
お客様の計量したい対象粉体を送っていただきます。
(送付不可の場合、似たような粉を選定して疑似粉を作成します。)
❷打ち合わせ
加熱温度や焼成時間、回転炉の回転数、ガスをパージするときは、パージするガス、流量などを確認します。
貴重な時間なので、失敗がないようにします。
❸取扱説明
粉体の投入機も、粉体の性状に合わせて複数あるので、どのタイプにするかの説明もします。
❹焼成テスト
ロータリーキルンに粉体を入れ、実際に焼成テストをします。
お客様のご要望に合わせ、粉体の投入方法や焼成温度・時間など、実際の使用条件に合わせます。
1)粉末投入
粉末供給機(ミリフィーダー)に、粉末を投入します。
2)ガスパージ流量調整
ガスパージをするときは、打ち合わせ通りに流量を調整します。
3)常温から加熱開始
常温から、加熱を開始します。
上が炉内の温度です。下が炉外の温度です。
ヒーターをONし、加熱を開始します。
目標温度に到達し、
温度をキープしているところです。
焼成の温度変移のグラフです。
炉内温度330℃でキープをしています。
ロータリーキルン 焼成温度調整
お客様によっては、30分・1時間・2時間・3時間と途中でサンプリング排出をします。
試験後は、焼成した粉体を回収し、今後の打ち合わせをします。
焼成粉体の排出
焼成前後