高精度粉末計量機の開発記
お客様のご要望のもと、2004年に粉末の高精度自動計量機の開発に着手をしました。
当時の既存の技術を試行錯誤し、当時では最先端である0.1g単位の計量を実現しました。
ミリフィーダー(小型振動フィーダー式・小型テーブルフィーダー式・小型コイル式)
しかしながら、計量精度を求めようとすると、
- 大供給ができなくなり、計量時間が伸びてしまう。
- 排出口径が小さいため、流れにくい粉末に対応できない。
というデメリットも生まれてしまいました。
※現在では、ミリフィーダー(コイル式)のみ取り扱っています。
そこで、既存の技術をすて、新しい粉末供給方式を考案しました。(特許取得済み)
この供給方式を持った「ゼロバランサー」が完成し、0.01g(10㎎)の粉末計量精度を実現したことを機に、
お客様のご要望のもと、1㎎・0.5㎎を粉末計量精度を高めていきました。
現在では、高精度計量に加えて、多品種に対応・短時間での計量とご要望が増えてきました。
ゼロバランサーもご要望に合わせて4種類のラインナップをつくりました。
ゼロバランサー(I管型):供給機を保管容器に
ゼロバランサー(Y管型):供給機は小さく、必要に応じて増設ホッパー
ゼロバランサー(標準型):安定した高精度計量に
ゼロバランサー(上面開口型):継ぎ足し補充しやすく
さらに、大容量計量にも対応するため、ミリフィーダー(コイル式)とゼロバランサーを組み合わせたミリゼロ計量機もラインナップしました。
アルファ株式会社取得特許
ゼロバランサーの機構は弊社の特許商品です。
特許内容概略
- 粉粒体を対象としている(粉粒体供給装置)
- スクリーン等を使用している(粉粒体同士が付着してなる粉粒体アーチにより閉塞可能な複数の粉粒体通過孔)
- 粉体を排出するスクレッパーを有する(粉粒体アーチを構成していた粉粒体を粉粒体通過孔から底壁の下方に強制落下させるための複数のアーチ粉砕脚部)
- それら複数のアーチ粉砕脚部は、下端部が前記底壁の上面に摺接しながら旋回する
類似品にご注意下さい。